戦略MG(マネジメントゲーム)では、研修に参加した1人1人が経営者となり、資金調達、設備投資、人員採用、宣伝広告、研究開発、リスクマネジメントなど様々な意識決定を行い、経営シミュレーションを行います。
その後、会社の財政状況を表す決算書である、「貸借対照表(B/S:バランスシート)」、経営成績を表す「損益計算書(P/L)」を作成していきます。
バランスシートとは
そもそも、バランスシートとは、会社の資産や負債の項目をまとめた表のことです。
資産・・・あなたの会社にお金を入れてくれるもの
負債・・・あなたの会社からお金を奪うもの
左右のバランスを取るから、バランスシート
少し具体的な例を出していきます。
下の図は、毎月のお小遣いを300円もらって、お菓子を300円買った時の例です。
日々の経営や、生活にはお金が必要です、そして支出もあります。基本的に収入と同じ額だけ支出しているので、あまり考えない方は、余ったお金がないか、時々マイナスになります。
なので、支出を減らして、貯金するのです!
すると、毎月、50円が貯金できます。
であれば、お菓子は、資産ではないのか。。。
驚くかもしれませんが、資産の定義は「あなたの会社にお金を入れてくれるもの」なので、お菓子は資産ではありません。
お菓子は、食べずに置いておけば、資産とすることもできますが、賞味期限が過ぎると、価値がなくなります。そういう意味で、ここでは資産とはしていません。
借金しても、バランスをとる。
実際、財布の中に入っているお金よりも、払うお金が多かったら、購入することはできません。が、どうしても欲しいものがある場合は、借金をすることができます。
親から、50円を借りて、とりあえず、購入します。
現実、車やマンションを購入するときに、現金一括払いで買う人は稀だと思います。
そういう時には、ローンなどで借金をすることもあります。銀行は、将来の資産を創造して、、貸してくれるお金が決まります。
そして、銀行(お父さん/お母さん銀行?)はお金を貸してくれます。負債として1000円。お財布に1000円となります。
しかし銀行もタダでお金を貸してはくれません。借りる時は1000円でも、返す時は利息を払う日必要があります。例えば年間5%だったとしたら、1050円返す必要があります。
上記のように、左右ののバランスをとりながら、考えていくのが、バランスシートの真髄です。
簿記の知識不要!研修の中で作成できる。
研修の中では、自分で経営した会社の貸借対照表を作成し、研修の中でやっていたことが、貸借対照表のどこに現れたのか、基本的な読み方を含めて、解説します。
決められた手順に沿って作成していきますので、小学生の時にやった、お小遣い帳のレベルで貸借対照表を作成できます。
四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)と四捨五入の考え方がいるので、小学校四年生くらいになれば、参加できると思います。
自らが経営した結果が反映されたバランスシート
自分の会社の情報を見ることが一番なのですが、自分で意思決定をした結果が入る活きた決算書を作って、振り返ることのできる研修は、座学の勉強とは比較にならないほど、身になります。
販売額を1割安くしたらどうなるのか、人を雇ったら、どれだけ固定費が増えるのかなど、実際の会社では実験できないことも、戦略MGでは何度でも擬似経営することができます。
その結果、決算書にどう現れるのか試せますし、最悪、倒産させてもいいのです。
決算書の読めない方こそ、戦略MGに参加してみたら良いと思います。